今日は小学校受験でとても重要な「行動観察」の対策。でもどうやって練習したらいいのかが分からない科目で、とても教えづらい科目なのに、テストの配点が高く、とても悩んでいるお母さまも多いのではないでしょうか?
そこで今日は、おぺりちゃんと私が実際にやった苦手な子でも出来る様になる家庭での練習方法についてお話します。
このブログを書いている私は小学校受験指導歴7年・私立小学校に通う娘のおぺりちゃん1年生を塾なし!ほぼ自宅学習で合格させたワーママです。こんな私が解説していきます。
行動観察とは
小学校受験の行動観察のテストとは子どもが課題や決められた遊びをする中でお友達の中でルールを守り仲良く出来るか、自分の意見を言えるか、積極性、協調性などを試験官が見て採点していくテストです。筆記試験のペーパー試験と区別され、子どもの行動を見る科目です。
重要視される理由
この『行動観察』の試験はペーパー試験に比べ、年々重要視される傾向にあります。
・学校は入学後、トラブルを起こさない・どんなお友達ともお友達と仲良くできる子を求めています。近年いじめなどのトラブルは学校としても避けたいからです。
・学校はペーパーなどの勉強は入学後に学校で教えるのでそこまで完ぺきを求めておらず、行動観察のお友達と仲良くできる、ルールを守る、意見を言えるなどの能力は小さい頃からご家庭での教育が重要と思っているんです。勉強ばかりできる子ではなく人間の内面的な部分にも今後伸びる事ができそうな子かを重要視する傾向にあります。
年々配点が高くなる傾向
以上の理由から小学校受験での行動観察の配点が年々高くなっています。小学校受験の全体的な傾向としても ペーパー < 行動観察 重視型の試験内容へと変化している学校が増え行動観察の配点も高くなってきています。
また、行動観察の試験内容も、難易度が毎年高くなり、社会人の協調性・グループ研修にも出て来そうな、難しい内容の試験を5,6歳の子がやると言うΣ( ̄ロ ̄lll)
大人でも驚くような試験内容が近年出題されてきています。
それほど行動観察は小学校受験では重要視されいる科目と言う事なんですね!
行動観察の落とし穴
ところが、、、行動観察はペーパー試験より厄介なのが、普段の子どもの様子がそのまんま出てしまうんです。おぺりちゃんピーンチ!!!我が家のちびジャイアンをどうやって試験に挑ませたか。
実は行動観察はペーパー以上にとにかく練習が大切なんです!!
練習方法
行動観察の練習する前におぺりちゃんにいつも話していたお約束です。
おぺり母「おぺりちゃんがもし小学校に行ったときいじわるな子がいたらどう思う?」
おぺり『いやだ~!!』
おぺり母「そうだよね!だから小学校の先生も同じ気持ちなの。だから行動観察っていう試 験があるんだよね」
「行動観察は先生が何を見る試験なんだっけ?」
おぺり『お友達と仲良く出来るか!!』
おぺり母「そう!!大正解!!あと、行動観察はゲームとかに勝つ試験なんだっけ?」
おぺり『ちがう~!ゲームの勝ち負けはどっちでもよくて、お友達と仲良く仲良くするヤツ~~~』
と、練習をする前に必ずこのお話をしてからスタートしていました。なぜかと言うと、行動観察の試験は他のチームと競ったり、他の子と意見が割れてしまうなんてケースが多々ありますがそれを譲ったり、負けても怒らずに出来るかも見られています。行動観察試験そもそもの意味を子どもが理解していない事に練習ははじまりません。なのでしつこいようですが行動観察の練習の前には毎回必ずおぺりちゃんにはこのお話をしていました。
ゴッコ遊び
これがおぺりちゃんには1番効果てきめんでした!!ゴッコ遊びの行動観察版を一緒にやってあげる事でとても練習になりました。私がどうしていたのかと言うと、いろいろな学校の過去問を買って行動観察の問題をそのままゴッコ遊びとしてやっていました。3人のグループで行うという内容の場合も人形などのおもちゃを使って人に見立ててやります。そのうちの1人はおぺりちゃんにそれ以外は私がやります。
例えば、問題「3人のグループになって積み木をできるだけ高く積み上げましょう。」
子ども1 「・・・。」何もしないでじっと見ている。
子ども2 「おぺりちゃん!一緒にやろう!まずはどの積み木から置いたらいいかなぁ?」
と言ったように、私のやる2人の役のうち1人は「できない子」もう1人は「できる子」の役にすることでおぺりちゃんがこれはダメな事だとかこうしたら良かったんだと言う事のヒントになるように演じ分けていました。このやり方でいろんな過去問で行動観察ゴッコ遊びをする事でおぺりちゃんがどんな性格なのか。どこが良くて、どこを直した方が良いのかがよく分かります。繰り返し練習することで自分の意見をしっかり言う事、相手の気持ちになる事、我慢をする事などいろいろな行動が自然と出来る様になりました。
行動観察ゴッコ遊び☜詳しい内容はこちらの記事をお読み下さい
習い事の単発・無料体験レッスン
今はいろいろな習い事の1回だけの単発のレッスンや無料体験がありますよね。そういった物におぺりちゃんは年中~年長の時によく行っていました。
この体験、実は「初めての場所」「初めて会う先生の指示に従う」「初めて会うお友達と仲良く同じことをする」と言う所が行動観察にとても良く似ています。
先ほどのごっこ遊びより実践に近い練習なのかなと思います。親もおぺりちゃんの様子を見る事が出来るので、どこが良かったのか・どこを直した方が良いのかをより実践に近い形で見つけることが出来ました。
絵本
行動観察ルールが分かるようなの絵本を読み聞かせする事もありました。
私が作った行動観察の本をおぺりちゃんに読んだりしてこんな時はどうする?と言ったようにお話をしてあげるのも効果的でした。
素人が作ったので上手ではありませんが、行動観察の本を無料で公開しています。
行動観察無料絵本☜良かったらこちらからダウンロードして使ってみて下さい!
問題集
行動観察の問題集自体ほとんど販売されていません。いろいろ探したのですが、あっても生活やマナー・行動などの基本的な物ばかりで『行動観察』とは言えない内容でした。
でも、1冊だけ行動観察の問題集で発見したのがこの
えしん会の『行動観察』☜です。

内容はまさに小学校受験の行動観察の試験の内容の問題になっていてこれは良い内容だと思いました。
塾の行動観察対策
塾に普段通っていなくても、大手の塾で行動観察の単発での教室が開かれている所があります。
受験が近くなった年長の時はこういった所に足を運んでみるとより実践に近い内容になっていますので経験しておくことで受験本番にお子様が緊張することなくスムーズに出来るのかなと思いました。
まとめ
行動観察は小学校受験でどんどん重視されていく重要な科目です。
だからこそ、普段から行動観察を意識して生活したり遊ばせること、練習をしてあげる事
が重要だと思いました。
皆さんもぜひやってみて下さい(#^^#)
小学校受験無料で何度でも出来る?!制作・巧緻性の問題集←こちらも併せてお読みください!(^^)!