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お話の記憶が苦手を得意にするコツやおすすめ問題集。全部教えます! 小学校受験おぺりママブログ 

小学校受験の『お話の記憶』が得意だったおぺりちゃん。1000字ほどの長文も余裕で暗記してしまう程。苦手な子が多いお話の記憶のコツや教え方、おすすめの問題集をご紹介します!

この記事を書いている私は受験指導歴7年・私立小学校に通う娘のおぺりちゃん1年生を塾なし!ほぼ自宅学習で合格させたワーママです。こんな私が解説していきます。

お話の記憶を制するものはペーパーを制する

お話の記憶は優先して学習すべし

必ず出題される

観覧車やシーソなどの科目は学校や年度によっては出題されない事があります。しかし、ペーパー試験のある学校では【お話の記憶】は毎年と言って良いほど出題される科目です。

得点が高い

お話の記憶は約3~5問の出題がされます。そのため、他の科目に比べ配点が高く、高得点を狙うことができる科目です。

お話の記憶ができない理由

間違った教え方

お話の記憶が得意になるには

1.お話を記憶する力・・・お話を細部まで記憶する(登場人物、色、個数)

2.質問に答える力・・・記憶したお話から 季節、たし算・ひき算などをして答えを出す

の2つが必要です。

まずは、1.お話を『記憶』する練習が必須です。お話の記憶が苦手な子は、「間違った練習をしている」か「記憶の練習をしていない」ケースが多いです。

お話の読み聞かせ

よく本の「読み聞かせ」をしているのにお話の記憶ができない。と言う話を聞きます。

「読み聞かせ」では「聞く力」しか身に付きません。

お話を『記憶する』という1番必要な力は「読み聞かせ」では実は身に付かないんです。

いきなり問題集を解く

市販されている小学校受験のお話の記憶の問題集をお子様にいきなり解かせていませんか?「記憶の練習をしていない」子にいくら問題集をやらせてもお話を『記憶』することができないので問題集が解けるようにはなりません。

お話の記憶のコツ

得意な子は頭の中でイメージ(絵)として記憶している

お話の記憶の得意がおぺりちゃんにどうやって記憶しているのか聞いてみました。

すると、「お話が頭の中に絵本みたいに出て来るんだよ。」と言っていました。

つまり、お話の記憶が得意な子は、頭の中でお話をイメージ(絵)に変換して記憶していると言う事です。

お話の記憶の教え方とおすすめの問題集

お話を『記憶』する練習とは=頭の中でお話をイメージ(絵)することです。

おぺりちゃんが実際にやった教え方をご紹介します。

ステップ1 短いお話を絵で記憶する

短いお話を聞き、イメージ(絵)で記憶する練習をしました。

このように絵の書いてあるカードを並べます。

カードの左から順に「うさぎがいちごを食べると車にのって出かけました。」と短いお話をします。

お話が終わったら、先ほどのカードの順番をぐちゃぐちゃにしておぺりちゃんに渡します。

「どんなお話だったかな?カードをさっきの順番に並べてお話してみて?」と問題を出します。

このように、最初は短いお話を絵(イメージ)として記憶する練習をします。できるようになってきたらカードの枚数を増やしてお話を長くする練習をしました。

おすすめ問題集

教え方が分かる問題集【お話の記憶】はじめての1冊 プレ1


短いお話を絵で記憶する練習にピッタリな絵カードと問題が付いている問題集です。カードゲームが楽しい!遊び感覚で夢中ではじめての『記憶』の練習をすることができました。

ステップ2 長いお話を絵で記憶する

長いお話を聞き、イメージ(絵)として記憶する。

今度は、ステップ1より長いお話(物語り)を、場面ごとに絵として記憶する(絵本)練習をしました。

このように紙芝居を見せながらお話を読みます。お話が終わったら、紙芝居を見えない様にして、「最初はどんなお話だったかな?」とおぺりちゃんに質問をします。1ページ目のあらすじや登場人物、物などが答えられたら、隠していた1ページ目の紙芝居の絵を見て答え合わせをします。終わったら、「次は何が起きたんだっけ?」と2ページ目3ページ目のお話の内容を同じように質問していきました。このように長いお話(物語り)を、場面ごとにイメージ(絵本)として記憶する練習をしました。

おすすめ問題集

教え方が分かる問題集【お話の記憶】 プレ2


プレ1より長いお話(物語り)を、場面ごとに絵として記憶する(絵本)練習にピッタリです。紙芝居になっている所がまさに『絵本』としての記憶のコツなのかなと思いました。絵が可愛く、とても楽しく取り組めました。

ステップ3 頭の中でイメージ(絵)して記憶する

絵を減らして、お話を自分の頭の中でイメージ(絵)する練習

次は、絵を減らしていくことで、最後は絵を見ないでも自分の頭の中だけでお話をイメージ(絵)にして記憶する練習をしました。

このようにステップ2の紙芝居より絵が少なくなっています。このように絵のない部分のお話は自分の頭の中だけでイメージ(絵)して記憶します。やり方はステップ2と同じ紙芝居を見せながらお話を読みます。お話が終わったら、紙芝居の絵を見えない様にして、「最初はどんなお話だったかな?」と質問をします。2ページ目3ページ目も同じように進めていきます。だんだん紙芝居の絵を減らしていくことで、最後は絵を見ないでも自分の頭の中だけでお話をイメージ(絵)にして記憶する練習をしました。こうすることでお話を細部まで記憶する力が身に付きました。

おすすめ問題集

教え方が分かる問題集【お話の記憶】 プレ3~


プレ3以降の問題集ではだんだん紙芝居の絵を減っていきます。難しい所なので、プレ3以降の問題集をしっかり取り組むことが記憶の練習には一番大切だと感じました。最後は絵がなくても自分の頭の中だけでお話をイメージ(絵)にして記憶することができるようになりました。ここまでがんばれば、お話を聞くだけで『記憶』できるようになります。1度できるようになってしまえば、他のお話の記憶の問題集もどんどんできるようになっていきました。

ステップ4 基礎編の問題集を解く

お話の記憶 基礎編

ステップ3まででお話を『記憶する力』がつきました。今度は記憶したお話から『質問に答える』練習をしました。

ここではこの小学校受験のお話の記憶の基礎の問題集を使っていました。最初は短いお話で簡単な問題の問題集を選んであげる事で問題もすこしずつ解くことが出来るようになっていきました。

おすすめ問題集

お話の内容理解 口頭問題集1 こぐま会


短いお話からスタートすることができるので取り組みやすいです。また、口頭での解答なので問題も比較的簡単な内容でした。お話の記憶の最初の基礎にピッタリの問題集でした。

ひとりでとっくん【おはなしのないようりかい1】こぐま会


先ほどのお話の内容理解 口頭問題集1よりお話は長く、問題も解答用紙に記入する出題形式です。お話の記憶の基礎におすすめの問題集でした。

ステップ5 応用編の問題集を解く

お話の記憶 応用編

より、お話の記憶の応用やさらに長文の問題集を使っていました。より、長い文章で問題の難易度も上がり、より試験本番に近いレベルの問題も解くことが出来るようになりました。

おすすめの問題集


この問題集は昔ばなしや童話などの問題もあります。長文読解の勉強をしながら、『昔ばなし』の科目の対策にもなるのでおすすめの一冊です。

ステップ6 試験形式の問題を解く

お話の記憶 実践編

模試や受験本番では録音された音声で長文を聞かせての出題がされます。普段おうちの方がお話を読んでいるスピードより速いケースがあります。そのため、より本番に近い形式での練習も必要です。

おすすめ問題集


この問題集には本番や模試同様のCD音声が付いています。より本番に近い長文とスピードを感じることができます。試験本番の対策におすすめの問題集です。

まとめ

小学校受験のペーパー試験がある学校では必ず毎年出題され、配点が高いため、『お話の記憶を制するものはペーパーを制する』と言われるほど、重要な科目です。

お話の記憶には、まず【記憶】の練習が必要です。

『読み聞かせ』や『いきなり問題集を解く』といった間違った教え方でできなくなったり、苦手になってしまう子が多いと言う事が分かりました。

お話の記憶のコツは、お話の記憶が得意な子は頭の中でイメージ(絵)として記憶しているということが言えます。

お話の【記憶】の教え方は

ステップ1 短いお話を絵で記憶する・・・

おすすめの問題集 教え方が分かる問題集【お話の記憶】はじめての1冊プレ1

ステップ2 長いお話を絵で記憶する・・・

おすすめの問題集 教え方が分かる問題集【お話の記憶】プレ2

ステップ3 頭の中でイメージ(絵)して記憶する・・・

おすすめの問題集 教え方が分かる問題集【お話の記憶】プレ3以降

ステップ4 基礎編の問題集を解く・・・

おすすめの問題集 お話の内容理解 口頭問題集1 、ひとりでとっくんお話の内容理解

ステップ5 応用編の問題集を解く・・・

おすすめの問題集 1話5分の読み聞かせお話集

ステップ6 試験形式の問題を解く・・・

おすすめの問題集 ばっちりくんドリル 長文の記憶(応用編) CD付

これでお話の記憶が得意科目になります!ぜひ皆さんも参考にしてみて下さい。

えしん会 教え方が分かる問題集【お話の記憶】プレ1を実際に使ってみた感想・口コミ←こちらも併せてお読みください!(^^)!