お話の記憶・長文読解が特に得意だったおぺりちゃん。小学校受験の模試や試験でもお話の記憶だけは毎回ほぼ満点を取る事が出来ていました。
よく、お話の記憶のコツで「本の読み聞かせ」をするといい。と聞きますが…実はそれではお話の記憶が得意にはなりません。今回はその理由と、お話の記憶・長文問題が得意になるコツ・練習方法についてご紹介します。
この記事を書いている私は受験指導歴7年・私立小学校に通う娘のおぺりちゃんを塾なし!ほぼ自宅学習で合格させたワーママです。こんな私が解説していきます。
「読み聞かせ」ではダメな理由
お話を「聞くだけ」
本の読み聞かせは、「お話を聞くだけ」の受動的なもの。それだけではお話を耳で聞き流してしまいます。
記憶の練習ではない
本の読み聞かせには「話を聞く」というアプローチはありますが、「記憶する」というお話の記憶に必須な練習がありません。どんなに頑張って本の読み聞かせをしても「お話を聞く」ことは出来る様になりますが、「お話を記憶する」ことは出来る様にはなりません。
以上の事から、読み聞かせは話を「聞く」のみで「記憶する」練習ではないため、それだけではお話の記憶が出来る様にならない事がわかります。
お話の記憶に必要な力
お話の記憶に必要なのは
「①お話を聞く」+「②記憶する」+「③問題を解く」の3つの力が必要です。
そして、お話の記憶の苦手な最大の理由は『②記憶する』ができない事にあります。
①お話を聞くことは出来ても…→『②記憶する』ことが出来なければ…→③問題を解く事は出来ません。以下、お話を記憶するコツをご紹介します!
お話の記憶 コツ
お話を頭の中で絵本として記憶する
お話の記憶の得意がおぺりちゃん。どうやってあの長文を完ぺきに記憶しているのか聞いてみました。「お話が頭の中に絵本みたいに出て来るんだよ。」と言う驚きの解答でした。
『頭の中に絵本』・・・そーゆー事か!!!( ゚Д゚)おぺりちゃんは、頭の中にお話を言葉ではなく、絵に変換して記憶しているんです!!!お話の順番ごとに絵にして、絵本のように記憶しているんだそうです。
頭の中でお話を絵(イメージ)にする
『お話を頭の中で絵(イメージ)して記憶する』とは、
①頭の中でお話を絵に変換する
②場面ごと順番通りに絵本のように記憶する という2つの力が必要です。
そして、記憶の苦手な子の最大の理由は『①頭の中でお話を絵に変換(イメージ)する』ができない事にあります。
頭の中でお話を絵に変換するができない事が記憶できない最大の理由です。
以下、お話を記憶するコツとおぺりちゃんがやった『①頭の中でお話を絵に変換(イメージ)する』の練習方法をご紹介します!
お話の記憶 練習方法
絵を見て記憶する
お話を絵に変換(イメージ)するには、たくさん絵を見ながらお話を記憶することが大切です。そうすることで『お話=絵』にする。と言うイメージを頭で自然と作ることが出来ます。
絵カード記憶ゲーム
おぺりちゃんふぁよくやっていた練習方法です。
①おぺり母:いろいろな絵の書いてあるカードを適当に並べて、お話を作り話します。
②おぺりちゃん:先ほどのカードをぐちゃぐちゃにして元の順番に並べます。どんなお話だったのかお話してもらいます。
こんな簡単なゲームですがどんどんカードの枚数を増やすとお話が長くなり記憶力がかなりつきます。
えしん会【お話の記憶】問題集
えしん会の【お話の記憶】プレ1~の問題集には上の絵カード記憶ゲームのようなやり方で、実際のお話の記憶の問題を絵で覚える練習の問題集が発売されています。
プレ1~は絵が多いのですが2・3にステップアップしていく上でお話の絵が減っていきます。最後は絵が無くてもお話を聞いただけで記憶が出来る様になります。
徐々に子どもが、自分の頭の中でお話を絵としてイメージし記憶する練習にはこの問題集が1番実践に近いと思いました。
最初、1冊目だけ買った時は絵が多くてまだ練習段階といった感じです。
プレ2.3と徐々に絵が減る事で本当にお話の記憶が出来てきます。
プレの全シリーズにしっかり取り組むことで長文のお話でも一度聞いただけで記憶できる力が付くのでとてもおすすめの問題集でした。
問題集【えしん会】教え方が分かる・お話の記憶を実際に使ってみた←こちらも併せてお読みください!(^^)!