小学校受験での子どもの面接でのNG行為は
1位 子どもが泣き出す
2位 子どもが黙ってしまう
事だと言われています。
今日は、
「普段は有り余るほど元気なのに面接になると急に黙る」
「人見知りで大きな声で話せない」など、
子どもの小学校受験の面接でのピンチ!!原因とこんな時どうしたらいいのか?をお話したいと思います。
この記事を書いている私は小学校受験指導歴6年「娘のおぺりちゃんを小学校受験にほぼ自宅学習で合格させたワーママ」です。こんな私が解説していきます。
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面接で話せない原因と対策
★1位 人見知り・場所見知り
子供が面接で話せない一番多いの理由はこれです。
5,6歳の子が
「行った事のない初めての場所」+「初めて会う大人にあれこれ聞かれる」=話せない・大きな声が出ない
でも、考えてみて下さい。
「知らない場所で知らない人に聞かれたことにきちんと答える。」
これって小学校受験の面接以外でもとっても大切な事です。例えば、迷子になった時、質問に答えられるかで帰ってこれるか来れないかが決まるわけです。生きる力です。面接練習を通じておぺりちゃんが当たり前のことを当たり前に出来る力がついたと思います。
普段の生活から初対面の大人と話す機会があった子は人見知り・初めての場所に強く、緊張することなくしっかりと話すことが出来ます。
おぺりちゃんが人見知りを直すために実際にやっていたことをご紹介します。
初対面の大人と話す機会を増やす

レジに一人で行かせる
例えば、スーパーでの買い物で「ママ~おやつ買って!!」良くありますよね。
そんな時、私はおぺりちゃんが2.3歳の時から「いいよ!一人でおやつを買っておいで!」と言ってお金を渡し、おぺりちゃんが初対面の大人と会話をして買い物が出来る様、少し離れて見ていました。
これだけで良いんです。一人で知らない大人と話す。レジに並び、お金を払っておつりをもらい、袋をもらって、お菓子を入れて来る。
飲食店での注文をさせるのも大きな声で話せないと店員さんには聞こえません。面接も同じですよね?!おぺりちゃんも最初は蚊の鳴くような声で「ポテト下さい..ボソボソ….」と言っていましたが、それでは買い物も注文もできません。何度も経験させてあげる事で、大きな声が出るようになりました。何か困った事、分からない事があっても自然と学び自分で聞けるようになります。
図書館や児童館
図書館や児童館で本やおもちゃを借りたり・返したりする時もおぺりちゃんには一人でやってもらっていました。図書カードを自分で持って、借りたい本を予約する時にも自分一人で行ってやってもらいます。以前、住所を変更したので図書館のカードの登録内容のデータ変更をおぺりちゃんにお願いしたら、一人でカウンターで紙に新しい住所、おぺり父の携帯番号を書いて図書館の人に渡し変更していました!!なんでもやらせてみるもんです。
初対面の大人がいるところは逆にチャンスだと思い、おぺりちゃんには手を貸さずなんでも一人でやらせていました。小さい時は知らない人にちょっと話しかけられただけで泣いていたおぺりちゃんでしたが、全く面接のときに緊張せず、むしろ私より上手に面接官の先生とお話していました(笑)今日からできることなので皆さんもぜひやってみて下さい。
★2位 緊張
小学校受験の面接で「失敗してはいけないただならぬ空気」
を感じ取ってしまう子がいます。そんな時は親の声掛けがとても大事です。失敗しても大丈夫だという事。普段から失敗を責めるのではなく、がんばったところ、努力した所を褒めてあげて下さい。
面接で失敗したからと言ってすぐに不合格になるわけではありません。
お子様が失敗してもお子様が質問に一生懸命答えようとしている姿や失敗した時にも大らかなご両親、温かいご家庭の雰囲気を見ています。小学校側は面接で訓練されたお手本のように子どもがきちんと答えれれるのかを見ているわけではありません。自然に、聞かれたことにきちんと答えることができていればオッケー。明るく元気な子どもらしい子!である事も大事です。1番大事なのは、「明るく元気な子と仲の良い親子」の印象です!
それでも、やはり本番当日は緊張してしまうかもしれません。そんな時のために
●おぺりちゃんに教えた事
●子どもが黙ってしまった時の親の対応
をご紹介します。
子どもにあらかじめ教えた事
分からない時は何と言うか
それでも当日、答えられない時があるかもしれません。
そんな時は
「もう一度言ってください。」
「〇〇だと思います。でもよく分からないです。」
など、分からい時に、黙るのではなく、何か言うように話しました。
また、分からない質問だったとしてもすぐに、「分かりません」と答えるのではなく、
少し時間がかかっても考えてから「○○だと思います。」と何かしら自分の意見を言うようにしました。その後で「でもよく分かりません。」と分からない事は分からないと正直に言って良いと言う事を教えました。
同じ「分からない」でも、ただ分からないと答えるより、一生懸命考えたけど分からないと言うのでは印象が変わります。
こんな感じで良いから何か答える様におぺりちゃんにはしっかりと教えておきました。おぺりちゃんも最悪、質問が良く分からなくても、この答え方があるなら何とか乗り越えられる自信につながりました!
面接官の先生は敵ではない
面接で失敗してはいけない。あれこれ難しいいろんな事を聞かれるから面接官の先生は怖い…嫌だ。子供ながらにそう思います。
「おぺりちゃんは好きな子の事はいろいろ知りたいよね?
小学校の先生も同じなんだ!
面接は小学校に来てくれるおぺりちゃんがどんな子なのか知るためにするんだよ?
だからたくさん質問をしておぺりちゃんの事をもっと知ろう!もっと好きになろう!!としているだけなんだよ?」
とおぺりちゃんに説明しました。これだけでだいぶおぺりちゃんの面接官への印象が変わったと感じました!(^^)!
子どもが黙ってしまった時の親の対応
すぐに助け船を出してはいけない

大変!!すぐに何か言わせないと!「○○くん?どうしたの?いつもは話せるよね?」とうすぐに親が発言するのはNG。ここはグッと我慢して下さい。あくまでも面接官がお子様に質問をしている場面です。何も言わずに面接官の指示を待ち、親に促された後はゆっくりと落ち着いてお子様が安心できるような声掛けをしてあげましょう。
落ち着いた対応を見せる
ど、どうしよう!!うちの子が本番の面接でしゃべれないなんて!!アタフタ(*_*;
キョロキョロ(‘Д’)と親が明らかに動揺した態度を見せるのも良くありません。
そんな時こそ落ち着いた態度で、お子さまに「大丈夫だよ!」と笑顔を見せる対応の方が好印象です。
ピンチの時ほど面接官は親を見ている
小学校受験の当日。面接は緊張やいつもの環境と違う事から練習とは違い、ハプニングが起きないとは限りません。しかし、そんな事が起こる面接だからこそ、とっさの判断に人柄が出てしまうと言う物。そんな時こそ面接官は親がどう対処するのかを見ているのです。
まだ、幼い5.6歳の子供だし、緊張しない人なんていない!ハプニングは付き物!!もし何かあっても落ち着けば大丈夫!!くらいに思ってどっしり構えましょう( `ー´)ノ
★3位 語彙力不足(説明できない)
これは面接で聞かれた質問が初めて聞く内容だった。質問の意味が分からないなど、語彙力と質問される内容の理解力が必要と考えられます。
おぺりちゃんが良くあったのは
面接官「桃太郎のお話を簡単に教えて下さい。」
おぺり「えーっと、、、おじいさんとおばあさんがいて、おじいさんは山へ芝刈りにいきました。おばあさんは川へ洗濯に行きました。ベラベラベラベラ」永遠、話すけど…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
この手の質問は子供には非常に難しい問題です。おぺりちゃんもこうゆう質問をされると本のお話を最初から最後まであれこれことこまかに説明をし始めて結果意味不明なお話の完成!!( ゚Д゚)になっていました。
お話を簡単にまとめて話す。これも語彙力が必要になります。
おぺりちゃんと実際にやった
面接の練習方法
私が良くやっていたのは2つの方法で
1つ目
面接の問題集を使っておぺりちゃんにいろいろ質問をしてみる。上手く答えられなかった質問は予め答えをいくつか一緒に考えたり、提案しあげると良いです。
ここでは先ほども、面接で話せない原因の1つ「上手く説明できない。」の練習もしました。これはお話を簡単にまとめる力が必要なので、例えば「おやゆびひめ」ってどんなお話だっけ?簡単にまとめてお話して?と何度も練習する事で解決出来ました。
小学校受験の面接は聞かれやすい質問のパターンがあります。予め聞かれやすい問題を知り、何度も質問をして質問の意味も理解できるように練習しましょう。
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2つ目
自宅で本番同様に面接練習をしていました。椅子を並べドアの入室からやる『面接官ゴッコ』、おぺりちゃんとおぺり母の交代で面接官をやってお互いにいろんな質問をし、答える様子をホームビデオで撮影し後から見直すと言った方法でした。これはおぺりちゃんは結構ハマって楽しんでやっていました。このホームビデオで撮った画像を見直すと言うのがとっても大事でした。
画像を見てみると「あれ…?!ぜんぜん笑えてない?顔怖い。」とか、「早口で何言ってるか分からない」など、質問に必死に答える事にばかり気を取られ、1番大事な、明るく元気な子と仲の良い親子」の雰囲気ゼロじゃん( ノД`)シクシク…と自分のいろいろな事に気が付きました。面接は印象で決まります!まずは笑顔!!お話をうなずきながら聞くこと!ゆっくりと話すこと!実はこれを一番練習しました!(^^)!
ビデオで撮影しての練習。ぜひやってみて下さい!
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模擬面接を利用してみる
塾に通っていなくても模擬面接だけを外部から受講できる☞塾もあります。
本番に近い雰囲気が味わえるので何度か場に慣れるためにチャレンジしてみるのもおすすめのです。ただ、夏ごろになるとみんなが利用するので予約が取れません。こまめにチェックし早めの予約をお勧めします。
まとめ
小学校受験の面接は本当に親も子も大変です。失敗したらどうしよう。本番では何を聞かれるんだろう。と不安になります。基本は楽しみながらしっかり練習、対策をする。
それでも答えられない時はもちろんあります。それが面接です。そんな時はどうするのかまでを練習する。失敗ありきなのを想定する。そう考えれば面接もなんとか乗り切れます。
おぺりちゃんはいろいろ聞かれるから、小学校の面接の先生にどんな色が好きか、どんな食べ物が好きか逆に聞いてみたい!と言っていました(笑)
そうそう!その意気!それくらいリラックスして面接の会話を楽しめるように本番を乗り切りましょう!
やってはいけない!小学校受験直前期の過ごし方!【9月・10月】←こちらも併せてお読みください!(^^)!