ある日「ママ、、、私、走るのが遅いの( ノД`)シクシク…」突然泣き出すおぺりちゃん(6歳)。運動会のリレーの練習で走るのが遅い事に気が付きコンプレックスを抱いてしまった様子でした。小さい頃から走るのが苦手・足が遅い子でした。女の子と言う事もあってか、遊びはもっぱらおままごとや人形を使ったゴッコ遊びが好きで自分から走ることはほぼしません。そんなおぺりちゃんでも幼稚園最後の運動会で1位になった方法。おぺりちゃんとおぺり母のかけっこ奮闘記をご紹介します。
走るのが遅い原因
本気で走ることの意味が分かっていなかった
おぺりちゃんの様な幼稚園児だと、まだ本気で走ると言う意味がいまいちわかっていないと言う感じがしました。試しに公園で50mくらいの直線を何回か走ってもらったのですが、もうめちゃくちゃ遅い、、、後半なんてフラフラの酔っ払い状態(笑)ふざけるのも本気で走るのも、もはや分かっていない感じです( ;∀;)
どうしたのか聞いてみると、「走ると、息が苦しいし~疲れるんだもん」
要するに当たり前なんですが、【走ると息が苦しかったり疲れる。本気で走れば走るほどそうなる】と言う事自体があまり分かっていなかったんです。=疲れるし、苦しいから走るのをゆっくりにする。だから走るのが遅い・嫌い コンプレックスを抱くという事だったんです。
おぺりちゃんに
『走るって言うのは、がんばれば頑張るほど息が苦しくなるし、疲れるんだよ!息が苦しくなったり疲れるっていうのは早く走れてるし、がんばっている証拠だよ』
とまずそこから教えました。
走る経験が少なかった
子供の走るのが遅い一番の原因は走る事の経験の少なさではないのかと思います。
走る事の経験が少ないと、上記にもあるように本気で走ることとゆっくり走る事の違いが分からない。走る時の早い手足の動かし方。スタートダッシュの仕方、後半の加速など早く走るために必要な動作が身に付きにくいです。
小さい頃からお家遊びの好きだったおぺりちゃんはやはり外で走る経験が少なかったんだと思いました。
ぽっちゃり
おぺりちゃんは、幼いころからよく食べる子だったので検診などでいつも成長曲線が身長も体重も常に大きい子の位置にありました。
同い年の子に比べると背も高いのですが、ぽっちゃり体系だったと思います。
ただ全く運動が出来ない子ではなく逆上がりなどの鉄棒やうんていは4歳でも余裕でできていたので大丈夫かと思っていたのですが、腕の力とは違う走るための動きには少し体が重かったんだと思います。
偏平足
本などにもよくあるように運動が出来る人はきれいなアーチ型のある足裏の形をしているのが理想。おぺりちゃんはぽっちゃりと言う事もあり、5歳でもプクプクの足でした。成長と共にだんだんとアーチ型になっていくと言う事でしたが、足のアーチが全くない偏平足。偏平足はよく足の指のつかむ力が無いと言われます。試しに足の指でタオルをつかんでごらん?とやってみてもなかなか足の指に力が入らずタオルをつかめませんでした。これでは足の指に力が無いので走る時のスタートダッシュや地面で踏ん張る力・蹴るが入りづらい状態になっていたんだと思います。
足の指の力アップトレーニング
家でお風呂に入る時に、湯船にビー玉などのおもちゃを沈めて多く足の指でつかんだ人の勝ち!といったゲームや
足の指でじゃんけんしたり、タオルの端っこを足の指でつかみ合ってタオル綱引きなど
足の指を使った遊びをよくおぺりちゃんとやっていました。足の指の力を遊びながら楽しく鍛えるようにしていました。
走る練習
休日の過ごし方
ゴッコ遊び・おままごと? or 外遊び?
おぺりちゃんとのお休みの日の遊び方も少し見直しました。
ルール
【お休みの日はまず公園にいって遊んでからその後お家の中で遊ぶ】
と言うように決めました。
お家の中でのゴッコ遊び、おままごとが好きなのに無しになるのは可哀そう。なので公園に行った後にお家でいっぱい遊ぼうね!(^^)!とお約束をしました。それなら早く公園に行く~と意外とすんなりとこの作戦にはのってくれたおぺりちゃん。このおかげで毎週末は公園で遊びました。外遊びの機会が増え、鬼ごっこやどろけい、しっぽ取りなど走る遊びにもたくさんチャレンジすることが出来ました。
走りの学校
走りの学校校長の和田賢一さんはあの金メダリストのボルトと練習をしビーチフラッグ世界🥈のスペシャリスト。YouTubeで無料で走り方のコツを知る事ができます。足の速さは才能ではなく、テクニック。走り方のコツを知らないから早く走れない。小学校では誰も教えてくれない走り方のテクニックさえわかればだれでも足が速くなると教えてくれるのがこの「走りの学校」です。私自身とても足が遅いのでどうやっておぺりちゃんに教えていいのか分からなかったところ、この動画で走りのいろいろな事を学べました。
走るのが早くなる習い事
おぺりちゃんの習い事も見直す機会となりました。
今までは、知育系の幼児教室にいくつか通っていたのですが、2歳頃から習っていたものもあり3年長いものだと4年間、教室に通っていました。おぺりちゃん本人から辞めたいと言われたこともあり、全て辞めました。
おすすめの習い事
その代わりに体操教室・スイミング・かけっこ教室・ダンス・バレエ・サッカー・テニス・スケート・新体操などいろいろなスポーツの体験に行き、その中からおぺりちゃんが自分でやりたいと選んだ運動系の習い事を始めました。いろいろなスポーツをやる事で体の動かし方や運動する事・走る事の楽しさがどんどん分かってきたと言う感じを受けました。
かけっこ教室はNG
走るのが早くなってほしいと思いかけっこ教室はマストで!と少し通わせてみたもののそれはこの時のおぺりちゃんには全くの逆効果でした。
そこのかけっこ教室では徒競走の練習が豊富で、とにかく50mの競争、リレーの競争など競う事が多かったせいか、まだ走る事への苦手意識が大きかったおぺりちゃんにはきつかったみたいで、もう行きたくないと言われました。この時はタイミングを間違えてしまったみたいです。
のちのち、おぺりちゃんは小学校1年生になると足が速くなっていきました。私は足が速いという自信がついたこの時にもう一度かけっこ教室へ連れて行ったところ、「楽しかった!また行きたい」とかけっこ教室に行くことも楽しく変わっていました。
そんな生活から数カ月たったころ。。。運動会も近づいてきたときにこんな物を買ってあげました。↓↓↓
走る事への自信がつく魔法のアイテム
運動会まであと1か月くらいの時、子供だましではありますがおぺりちゃんの「心」・自信を持ってもらうために走るのが早くなるグッズを買ってあげました。
小学生のお子様がいる方にはもうおなじみだとおもいますが、「瞬足」・「バネの力」などバネやソールの形で早く走れる子供向けのスニーカーがたくさん販売されています。名前だけでも早く走れそうですよね!(^^)!なのでこの早く走れるスニーカーを購入しおぺりちゃんにプレゼントました。
すると、おぺりちゃんは目を輝かせて「ママ、この靴履くと早く走れるの?」と言ってきました。
「うん!これを履いて頑張ろうね!」
そういうとおぺりちゃんはとってもうれしそうにこの靴をはいていました。
この足が早くなる靴を履いているから私の足は速い!!と言わんばかりの自信がつきました。
運動会当日
足が遅いのと泣いていた数カ月前のおぺりちゃん。
年長組クラス対抗リレーが始まる前、おぺり母の方が緊張。。。もう泣きそうです(笑)
(母:とにかくビリでもなんでもいい。最後まで走って次の子にバトンさえ渡せたらそれで充分)と思いました。
『よーい、どん!!』いよいよリレーが始まりました!
あれ?おぺりちゃんのクラスどんどん抜かれてる( ;∀;)4番走者のおぺりちゃん。前の子からおぺりちゃんにバトンが渡された時の順位は一番最後「ビリ」の状態でした。
(母:良かった!!~~~むしろビリで渡された方が抜かされないし!!ラッキー!!)
ところが!!!!!バトンをもらったあとのおぺりちゃんの顔は今までと全く違いました。歯を食いしばり、別人かと思うようなものすごいスピードで走っていきます。唖然として見ていると、
1人、また1人と抜き去っていきます!!
(えっ??!!!えっ???????あれがおぺりちゃん????うそでしょ??????)
『い”け”~~~!!!!お”ぺ”り”~~~~!!!!!!!!』思わず叫ぶおぺり母!!
次の5番目の走者の子にバトンを渡すときには
おぺりちゃんがなんと1位で帰って来たんです!!!
もう、あまりの驚きと嬉しさにおかんは開いた口がふさがりませんでした( ̄ロ ̄l)
おぺりちゃんが「ママ、私走るのが遅いの」と泣いて帰って来た日から約半年間のかけっこ奮闘記でした。おぺりちゃんが運動会で1位になれたのは運が良かっただけなのかもしれません。実際タイムを計ったらそこまで足は速い方ではありませんでした( ;∀;)でも、運も実力のうち!ただ、1つだけ言える事はこの半年間の努力でおぺりちゃんは【運動が大好き】になったのと【走る事への自信】がつきました。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!(^^)!
小学校1年生50m9秒台で走れるようになったおぺりちゃんの㊙練習方法と春の新体力測定←こちらも併せてお読みください!(^^)!