本番で力を発揮できない子の親の特徴|子どもが萎縮する“口うるさい親”とは
小学校受験でも、スポーツでも、習い事でもよく聞く言葉があります。
「家ではできるのに、本番になるとできない」
実はこれ、子どもの能力の問題ではないことが多いです。
原因は親の関わり方にある場合が少なくありません。
今日は、実際によく見かける
「本番で力を発揮できない子の親の特徴」についてお話します。
口うるさい親を見て思い出したこと
先日、ゴルフ場でこんな光景を見ました。
5歳くらいの子どもにゴルフを教えている親御さんがいたのですが、とにかく口を出す。
- 違う違う、そうじゃない
- ちゃんと見て
- だから言ったでしょ
子どもが何かをしようとすると、すぐに否定。
失敗すると怒られるし、やろうとすると「こうじゃない」と言われる。
そのうち、子どもは明らかにやる気をなくしていました。
そして最後に聞こえてきた言葉がこれです。
「お金出してるのは私なんだから、ちゃんとやりなさい」
それを見た時、ある出来事を思い出しました。
小学校受験の模試の前に見た光景
小学校受験の模試の日。
試験前の廊下で、あるお母様がずっとお子さんに声をかけていました。
- 筆箱は出したの?
- ハンカチは?
- トイレ行った?
- ちゃんとやりなさいよ
とにかく次から次へと声をかけ続けます。
すると子どもが小さな声で言いました。
「のど乾いた…」
するとお母様はこう言いました。
「なんで今なのよ!」
怒りながら子どもを連れて廊下へ。
そして戻ってきた時、子どもは泣きそうな顔をしていました。
そのまま模試の教室に入っていく子どもの姿を見て、私は思いました。
「これじゃあ、できるものもできないよね…」
本番で弱い子の多くは「萎縮している」
本番に弱い子は、実は能力が低いわけではありません。
- 家ではできる
- 練習ではできる
- 理解力もある
それなのに本番になるとできない。
これは緊張というより「萎縮」している状態です。
つまり
「失敗したら怒られる」
「間違えたらダメ」
という気持ちが強すぎて、力を出せなくなっているのです。
子どもが萎縮する親の特徴
① とにかく口うるさい
受験が近づくほど増えてしまうのがこれです。
- ちゃんとやって
- 違うでしょ
- 何回言えば分かるの
- また間違えたの?
親は「教えているつもり」でも、子どもからすると
ずっと否定されている状態になります。
そうすると子どもは
「間違えないようにしよう」
「怒られないようにしよう」
こればかり考えるようになり、本番で思考が止まってしまいます。
② 間違いをすぐ指摘する
子どもが考えている途中で
- 違う違う
- そこじゃない
- よく見て
と口を出してしまう。
すると子どもは
自分で考える前に親の顔を見る
ようになります。
本番では親はいないので、途端に分からなくなってしまいます。
③ 完璧を求めすぎる
「ちゃんとやらせなきゃ」
その気持ちが強すぎると
完璧主義の家庭ほど本番に弱くなる
ということも起きてしまいます。
「間違えること=悪いこと」
という意識が強くなりすぎるからです。
本番に強い子の親は何をしている?
逆に、本番に強い子の家庭には共通点があります。
- 間違えても怒らない
- 考える時間を待つ
- できたところを認める
つまり
安心して挑戦できる環境
があるのです。
最後に
やはり子どもには、気持ちよく、自信を持って本番に向かってほしいと思います。
試験前は親の方が緊張してしまい、つい色々と言いたくなってしまうものです。
でも、そんな時こそ
- 大丈夫だよ
- いつも通りでいいよ
- よく頑張ってるね
そんな言葉をかけてあげたいものです。
子どもは、親の一言で驚くほど安心します。
小学校受験は、子どもだけの試験ではありません。
親の関わり方も試されていると感じます。
だからこそ、子どもが安心して力を発揮できるような言葉をかけてあげたいですね。
