受験準備は食事から!集中力が続く子の食事ルール5つ
実は、毎日の“食事”が、子どもの集中力にまで大きく影響しているのをご存じでしょうか。小学校受験は食事も大事!
今日は、私、小学校受験指導歴9年、娘の「おぺりちゃん」を塾なし、ほぼ自宅学習で小学校受験に合格させ、現在も塾なしで小3で英検準二級・全統1位。を育てるおぺりママが
明日からすぐに取り入れられる、
集中力が続く子の食事ルール5つをまとめてご紹介します。
① 基本は“和食”が強い理由
その理由は大きく3つあります。
1. 集中力が続きやすい
ご飯+魚+味噌汁+野菜という定番の和食の組み合わせは、
食後に血糖値が急激に上がりにくく、
食後すぐに眠くなりにくい=集中力が長く続きやすいというメリットがあります。
2. 必要な栄養が自然とそろう
・魚に含まれるDHA・EPAは、脳のはたらきをサポート
・味噌や納豆などの発酵食品は、腸内環境を整え、メンタルの安定にもつながる
・野菜や海藻は、ビタミン・ミネラルを補い、疲れにくい体をつくる
特別なことをしなくてもふだんの食事に和食を少し意識して増やすだけで、必要な栄養が自然とととのうのがポイントです。
3. イライラしにくくなる
血糖値の乱高下が少ないと、子どもの気持ちが安定し、
イライラや落ち着きのなさが減りやすくなります。
ぐずる、怒りっぽい、集中が途切れる…といった場面が減り、
落ち着いて行動できる土台づくりにもなります。
② “よく噛む”子は伸びる
「よく噛んでゆっくり食べなさいね」は、ただのマナーではありません。
実は噛む回数=前頭前野(脳の前の部分)の活性化につながっています。
前頭前野は、
- 集中力
- 我慢する力
- 判断力
- 行動をコントロールする力
など、とても大事な部分です。
「よく噛む」を習慣にする工夫
- 野菜や具材を少し大きめに切る(年齢が小さい子には窒息に気をつけて下さい)
- ごはんに玄米や雑穀米を少し混ぜる
- りんご・きゅうり・にんじんスティックなど、「ポリポリ」「シャキシャキ」と音がする食材を出す
こうした工夫をすることで、
自然と噛む回数が増え、集中力や落ち着きにつながっていきます。
③ “空腹は最大の調味料”リズムをつくる
つい「お腹空いてない?」とこまめにお菓子を渡してしまうと、
「空腹 → 食べる 」というサイクルが崩れてしまいます。
大切なのは、
ご飯の時間にしっかりお腹を空かせて、しっかり食べるというリズムを作ることです。
“空腹リズム”があるとどうなる?
- 食事の時間にしっかり食べられる
- 血糖値が安定し、イライラ・眠気が出にくい
- 栄養バランス良く成長につながる
おやつをあげすぎない。適度に運動をする!を意識して空腹感を味わうのも食育です。
おやつは「時間」と「量」を決める
おすすめは、
- おやつの時間は「15時に1回」など、時間をルール化する
- スナック菓子やジュースは控え、小さなおにぎり・バナナ・チーズ・さつまいも・りんごなど、軽いエネルギー源を用意する
家庭のリズムが整うと、
生活全体がよくなります。
④ わが家は“玄米”。その理由
「わが家は白米ではなく玄米中心にしていた」
もちろん白米でも問題ありませんが、玄米には身体に良いポイントがいくつもあります。
1. 腹持ちがとにかく良い
玄米は消化に時間がかかるぶん、腹持ちが良く、
勉強中に「お腹すいた〜」と気が散りにくくなります。
また、朝ごはんに食べるとお昼までエネルギー切れを起こしにくいというメリットがあります。
2. 腸が喜ぶ
腸は第二の脳と呼ばれるほど大事です。腸が活発に動く事で身体の調子がとてもよくなります。白米に比べて栄養価も高く食物繊維が豊富なため、便秘知らずに!まだ小さなお子さんには負担にならないよう、白米に玄米を2〜3割混ぜるだけでOK!毎回でなくても朝は玄米・夜は白米みたいな感じにしてもgood!
3. 自然と“よく噛む子”になる
玄米は、よく噛まないと飲み込めません。
そのため、②でお話しした「よく噛む習慣」が自然と身につきやすくなります。
最近の圧力がかけられる炊飯器には玄米モードが付いている物も多いので、お米のようにパサつく事なくもっちりとたけます。いきなり100%玄米にする必要はなく、
白米に少し混ぜるところから始めてみるのがおすすめです。
4.簡単すぎる!
最初はあれもこれもと色々なおかずや副菜など栄養バランスを考えた食事に毎日苦戦していました。でも、栄養価が高く、噛む力も付く、腸にもいい!玄米モードのある炊飯器と白米→玄米に変えるだけ!こんなに楽なことはありません(笑)ズボラな私でもすぐにできました!毎日の献立に悩まなくなりました(^^♪
⑤ 朝の“温かい汁物”で脳スイッチが入る
午前中の集中力に大きく差がつくのが、
「朝、どれだけスムーズに脳と体が起きているか」です。
そこで特に効果的なのが、朝の“温かい汁物”を一品つけることです。
朝に汁物がおすすめな理由
- 体温が上がり、脳への血流が良くなる
- 冷えやすい子でも、体の中からポカポカしてくる
- 食欲がない朝でも、汁物だけなら飲みやすい
- 水分補給になり、頭がぼーっとしにくくなる
忙しい朝でもできる簡単メニュー
- 具だくさん味噌汁(前夜に具材を切っておき、朝は温めるだけ)
- わかめと豆腐の味噌汁(定番・時短で◎)
- 週末に作った豚汁を2日分に分けて活用
どうしてもバタバタする朝は、
これでも十分です。
それだけで子どもの表情や目の覚め方が変わり、
学習に入るときの集中力の“立ち上がり”がよくなります。
まとめ:食事は「勉強効率」を決める大事な準備
今回は、集中力が続く子の食事ルール5つをご紹介しました。
- 基本は和食で、血糖値と栄養バランスをととのえる
- よく噛むことで、前頭前野を刺激し集中力アップ
- “空腹は最大の調味料”リズムで、生活の土台をつくる
- 玄米を取り入れて、腹持ちと安定したエネルギーを確保
- 朝の温かい汁物で、脳と体のスイッチをオンにする
玄米ご飯をたべているおぺりちゃん。便秘知らずだし風邪もひかないし本当に元気です(笑)
小学校受験は、勉強時間の長さだけで決まるものではありません。
「よく食べて、よく動き、よく眠る」という生活の土台が整っている子ほど、
小学校受験でも、本来の力をしっかり発揮できます。
今日ご紹介した食事は、どれも特別なことではなく、少し意識すればすぐに始められることばかりです。
全部一度に完璧にやろうとせず、
「まずは朝の汁物からやってみよう」
「今週は“よく噛む”を意識してみよう」
というように、できることから1つずつ取り入れてみてくださいね。
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