1.小学校受験

子どもと行く“勉強になる旅行”まとめ|小学校・中学校受験にもつながる学び旅ガイド 小学校受験おぺりママブログ

子どもが小学校受験や中学校受験を控えているけれど、
せっかくの春休み・夏休み・冬休みや連休には、どこかに連れて行ってあげたい——。

でも、「旅行に行くと勉強の時間が減ってしまう」「せっかくなら何か学びになる場所に行きたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。

さらに、いざ“勉強になる旅行”を考えてみても

  • どこに連れて行ったらいいのかわからない
  • 本当に子どもでも楽しめるのかが心配
  • サイトに載っている場所は旅行会社目線や大人向けばかり
  • 実際に行ってみたら、子どもが飽きてしまった
  • ただ旅行に行くだけでは、学びとして定着しない気がする
  • 事前・事後学習の仕方まで知りたい

特に注意したいのは、何も調べずに行ってしまう旅行の“もったいなさ”です。

旅行は決して安いものではありません。たとえば家族3人で1泊2日でも、
交通費+宿泊費+入場料で数万円〜十数万円を無駄に…

子どもが興味を持たない展示を見続けて時間を浪費したり、
「つまらない・帰りたい」と言われ、親も子も楽しめなかったり…。
結果的に、せっかくの旅行費用に(宿泊費・交通費・入場料など)貴重な休みの時間を使ったのに
記憶にも残らず、学びにもつながらない・・・
だったら塾に行かせれば良かった、そもそも行かなければ良かったというケースが本当に多いのです。

でも、もしその旅行を、少しの工夫で学びに変えられるなら、
それは何よりも「最高の体験」であり価値のある時間です。

塾や机上で学ぶよりも、家族で味わった“楽しい体験”は一生忘れません。

今の時代、“体験格差”は“学びの差”にもつながると言われています。
どれだけ机上で知識を詰め込んでも、実際に見て・触れて・感じた経験にはかないません。
旅行で得た体験を学びに変えることこそ、子どもの未来への最高の投資です。

このページでは、そんな悩みを持つご家庭に向けて、小学校受験指導歴9年、娘の「おぺりちゃん」を塾なし、ほぼ自宅学習で小学校受験に合格させ、現在も塾なしで小3で英検準二級・全統1位。を育てるおぺりママが、
「遊びながら学べる旅行」=“学び旅”のアイデアや、実際に行ってよかったスポット
そして旅行後の“勉強の仕方”までを考えた家庭での関わり方を紹介していきます。


目次

  1. 旅行が「学びの時間」になる理由
  2. “学び旅”成功の5ステップ
  3. テーマ別おすすめ旅行先リンク集
  4. 【モデルコース】1泊2日・関東「歴史×自然」プラン
  5. 旅行予約・体験予約リンク
  6. まとめ

旅行が「学びの時間」になる理由

旅行は、目で見て、触れて、感じたことが五感を通して記憶されます。
教科書の「知識」が、実物・実体験での本当のある理解に変わるからです。

  • 社会・歴史:例)世界遺産で歴史を感じる/工場見学で産業や技術を学べる。
  • 理科科学館実験体験/動物園・水族館→動植物の観察自然公園季節・山・地形
  • 国語:旅行の経験は面接や作文でも大きな武器になります。
    「印象に残った場所」「心に残った体験」を自分の言葉で話せるようになる。

このように、たくさんの学びが受験でも大きな差を生みます。

学びの旅を成功させる5つのコツ

①テーマを決めて出かける

「歴史を感じる旅」「自然にふれる旅」「科学に出会う旅」など、学びの目的を明確にすると効果倍増です。私はおぺりちゃんが今、興味がありそうな物を中心にその時の旅行のテーマを決めています!

  • まずは親が下調べ:おぺりちゃんの興味のありそうな旅行先の見どころをいくつかメモします。地図で場所と、公式サイトで内容を確認します。
  • 子どもの興味を引き出す:その中から、おぺりちゃんに「どれが見たい?」とアンケート。“見たいものランキング”を作って、一緒に行き先を選びます

② 旅行計画を共同作業に

次に旅行の予算をおぺりちゃんに提示します。回る場所・宿泊先・ごはんなどを話し合って決めていきます。
旅行のスケジュールが決まったら、おぺりちゃんに「旅行のしおり」を作ってもらっています。

自分で調べて、計画を立てることで、情報整理力や予算管理・計画力が自然と身につきます。
低学年のうちは簡単な手書きのしおりを作るだけでも、“自分が計画した旅”という特別感が生まれ、旅行や学びに対しての興味がぐっと高まります。

📘便利なテンプレートもあります:
無料ダウンロードできる「旅行のしおりテンプレートMicrosoft公式を使えば、
簡単に親子の旅しおりが作れます。

③事前学習

出発前に予習しよう

本やマンガ

我が家では、旅行先に関係のある人物や時代、出来事の本を図書館で一緒に借りるようにしています。
たとえば日光に行くなら「徳川家康」や「江戸時代」の絵本やマンガを選び、
おぺりちゃんと読んでから出かけると、現地での理解がまったく違います。

映画・アニメ・YouTube

年齢が低い場合は、難しい本ではなく映画・アニメ・YouTubeなどを活用するのもおすすめです。小さな子でも映像で見たシーンを覚えているので、現地で「あっ、これ見たことある!」と繋がりやすくなります。

クイズ

他にも私がよくやるのは、予習した内容をクイズ形式にしてまとめ、重要な部分のみ
「ここで作られたのは何?」「この人は何をした人?」とおぺりちゃんに出題する方法です。
クイズにすると子どもはゲーム感覚で楽しめるので、自然に知識が定着します。
「勉強しなさい」ではなく、「クイズやるよ~!」の方が何倍も食いつきがいいですよ。

一緒に調べてワクワクを育てる 事前に子どもと一緒に調べ、「ここで何が見られるの?」と親子で会話をしておくと興味が深まります。

④現地

専門家やガイドさんが良い!

現地ではできるだけガイドさんについてもらうか、音声ガイドを借りるのがおすすめです。
専門家の説明を聞くことで理解が深まり、親の言葉だけでは伝わらない“本物の学び”が得られます。また、ガイドさんの話をよく聞く練習は、実は小学校受験の「指示行動」にも直結します。お話を集中して聞く経験は、受験対策の枠を超えて、聞く力・集中力を育てる最高の学びの基礎になります。

推しの写真を撮ってもらう!

おぺりちゃんにはいつも「今日の写真家さんになってね」とお願いしています。
気になったものを自分の目線で撮ってもらうと、子どもは自然と展示や風景に興味を持ちます。小さな子の場合には“3枚だけ”自分の推し写真を撮ってね!と子ども用のデジカメも売っています!親の使っていないスマホでもOK。
また、写真撮影がOKな場所・NGな場所を一緒に確認することで、マナーや公共のルールを学ぶきっかけにもなります。

⑤ 事後学習(3日以内の“軽い復習”)

旅ノートを作る

我が家では、帰宅後におぺりちゃんが撮った写真を一緒に見返し、旅ノートにまとめる時間を作っています。
写真を見ながら「これは何だったけ?」と話すことで、記憶が整理され、学びが深まります。

おじいちゃんに手紙を送る

また、おぺりちゃんがよくやっているのは、遠方に住む祖父母に向けて“旅行まとめ本”を作り、手紙を添えて送ることです。
「おじいちゃんおばあちゃんにわかりやすく伝えたい」という気持ちが自然に生まれ、
分かりやすく書く力・きれいに書く意識がぐんと高まります。

なかなか会えない祖父母も「旅行に行った気分になれた」と大喜び。
家族全員がつながる温かい学びの時間になります。

完成したまとめ本は、まるで“自分だけの教科書”のような存在に。
受験や作文や面接でも感じたことの「まとめ」を話す練習につながります。

おぺりちゃんと行った!テーマ別おすすめ旅行先

🕍 歴史を学ぶ旅

      • 日光東照宮(栃木)|三猿・眠り猫など“語れる見どころ”が豊富
      • 京都|古都めぐりで仏教・平安文化を実物理解
      • 大阪|大阪文化の広がりを現地で感じる

🔬 科学を学ぶ旅

🌳 自然から学ぶ旅

      • 宮古島|雨と森の生態系を五感で体験
      • 奥日光|湿原と高原の自然観察
      • 知床|多様な生き物・保全の学び

🏭 産業を学ぶ旅

美術・芸術を学ぶ旅

群馬県立近代美術館

【モデルコース】2025年秋・紅葉×歴史を学ぶ!子ども1泊2日 栃木県 日光~足尾 プラン

東京から1泊2日or日帰りでも行ける、紅葉シーズンにぴったりの子どもと行く“勉強になる旅行”「歴史×体験×グルメ」コース。小4のおぺりちゃんと実際に行った親子で学び尽くせる秋の学び旅です。

栃木県へのアクセス…東京から車・特急で約2〜2.5時間。

🍂 1日目|紅葉の東照宮と江戸の文化を体験

  • 午前: 日光東照宮
    徳川家康を祀る世界遺産を見学。
    午後: 日光江戸村
    忍者ショー・新選組体験・忍者修行など、江戸文化を体感。
  • 宿泊: 鬼怒川温泉(車で約30分)。温泉と紅葉に癒やされながら家族でほっこり。日頃の疲れを癒します。

🏔️ 2日目|地形・産業・グルメの学び旅

  • 午前: いろは坂〜明智平ロープウェイ
    標高差のある坂道を登りながら、気温や植物の変化を観察。
    明智平展望台からは、圧巻の紅葉と華厳の滝の絶景が楽しめます。
  • 午後: 足尾銅山観光
    トロッコ列車に乗って坑道探検。日本の近代化を支えた銅山の仕組みや今も残る公害の後・栃木の人々を守ろうとした田中正造の歴史を実際に見学します。
  • 午後: 宇都宮へ(車で約1時間)
    ご当地名物「宇都宮餃子」を食べる。小学校で学ぶ栃木県の県庁所在地・宇都宮と名物の餃子も覚えられます!お持ち帰りもできるのでお土産にもぴったり

紅葉はこの時期しか見ることのできない最高の景色。東京から少し足をのばすだけで、秋限定の“学び旅”になります。

まとめ

子どもと一緒に行ける旅行の期間は、実はあっという間に終わってしまいます。たとえば小学校高学年にもなれば、友達との予定や習い事。中学生になれば部活が優先になり、
親子で一緒に旅行できるのは、あと数年しかないと考えると、その1回1回がどれほど貴重かに気づきます。

だからこそ、親子で同じ景色を見て、同じ発見をする時間は貴重で子どもの心に残る本当の学びになります。

次の休みは、ぜひ「学び旅」で未来につながる体験をしてみてくださいね。

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