今回は 「勉強ができる=生きる力がある?」 というテーマで、おぺりちゃんとのお出かけで感じたことを書きます。
こんにちは。この記事を書いている私は、小学校受験指導歴9年、「娘のおぺりちゃんをほぼ自宅学習で合格させたワーママ」です。
◆中学生レベルの算数ができる小学生
先日、おぺりちゃんがあるお友達と遊んだ時、一緒にいたお友達が「個別塾で中学生レベルの算数、因数分解までやっている」と誇らしげに話してくれました。
「小学生で因数分解⁉」と私も驚きました。学習意欲があり、計算力もすごいのだと思います。
◆ところが…お金の計算ができない?
その後、一緒に買い物をしたときのこと。
おぺりちゃんとその子が「お揃いのヘアゴムをつけたい」と言って、2つで770円のヘアゴムを買いました。
「2人で半分ずつ払おう」と言ったとき、その子が突然固まってしまったのです。
「770円の半分はいくら?」
わかんない。ママ、計算して。
…全く答えられませんでした。
◆勉強と“生きる力”は違う
私はとても不思議な気持ちになりました。
塾で難しい中学生の問題は解けるのに、日常生活で必要な「お金の計算」ができない…。
これは決してその子を批判したいのではありません。むしろ「勉強ができること」と「実際の生活で使うこと」は、必ずしもイコールではないと気づかされたのです。
◆小学校受験で本当に求められる力
小学校受験でも「数の力」や「論理的思考力」は大切ですが、それはペーパーの中だけではなく、日常生活に結びついた力 が求められます。
例えば――行動観察などの試験を通じて
- 数の計算(買い物ゲーム)
- 友達と分け合う(数や大きさの概念)
- その場で考えて判断する力
これらをペーパーだけではない方法でチェックする試験もあります。それはまさに実際に使える算数「生きる力」であり、机上の勉強だけでは身につきません。
◆まとめ
今回の体験を通じて、「勉強ができる=生きる力がある」ではないことを改めて感じました。
机の上で難しい算数の公式を覚えることも良いのかもしれません。ですが、同じくらい 生活の中でも使える算数や数字を考える経験 が大切なのかなと思います。
