もうすぐ小学校3年生になるおぺりちゃん。学校の授業時間が増え帰りがだいぶ遅くなることに…
3年生になる前に1度習い事の整理をしようと考えました。中学校受験でもというかこの先ずっと必要になってくる『勉強と習い事の両立』についてぜひ参考にしてみて下さい。
この記事を書いている私は受験指導歴7年・私立小学校に通う娘のおぺりちゃん2年生を塾なし!ほぼ自宅学習で合格させたワーママです。こんな私が解説していきます
勉強と習い事の両立 小学生
勉強と習い事どちらを優先すべき?
結論から言うと、「どっちもやったほうが良い」です。
勉強や塾以外の運動・芸術系などの習い事、片方だけの場合より両方をやることで伸びる。相乗効果があるという報告があります。
おぺりちゃんは小学校受験の直前に4ヵ月だけ塾に通った後、塾などには通っていません。勉強とは別の習い事をやっていました。
勉強以外の習い事の効果
勉強以外の習い事をやっていて実際に良かったと感じたことをご紹介します。
勉強にも通じる事
諦めない
何事も簡単にあきらめないようになりました。習い事で粘り強く、何度も挑戦すると言う事を学び、勉強では特に算数の問題を解く際には答えが出なくとも紙に自分の考え方を書いたり、数式を何度も何通りも書いてチャレンジする姿が普段でもとても良く見受けられます。こんな所がよく勉強にも出ていると感じています。
練習することの大切さ
うまくなりたい!気持ちから練習することの大切さを知ることができました。練習すれば上手くなることが身をもって分かると、自分からやるようになりました。勉強では漢字テストなど練習すればできる物をテストの前には言わなくても何度も何度も書いて覚えることがあり、すごいなと思う事があります。
失敗から学ぶ
失敗をすることで学ぶ事が非常に多いです。上の2つができるようになってくると同時に失敗を恐れずに「なぜ失敗したのか、次はどうしたらいいのか?」を自分で考える事が出来るようになりました。特に面白いと感じたのが、数検や英検・漢検などの過去問にチャレンジし、悪い点でガッカリするどころか、【出来ていない所】を見つけると『あとはここだけやればいいね!』と言っている事がありました。要領良いし、プラス思考はずばらしい!!
勉強では身に付きにくい事
闘争心
勉強では点数を公開すること以外で自分がどこの位置にいるのかにあまり気が付きにくい物です。しかし習い事では他の子を見たり、練習・試合・発表会で力の差が明らかになることが多いです。普段の生活ではなかなか感じない、ライバル視したり負けたくない気持ちが芽生えることが多いです。適度な闘争心が湧くことで自然とやる気に火がつくことがあります。
優しさ・思いやり
自分が頑張っても負けてしまったり、努力したことで上達したりと精神的に強くなることで、反対に小さな子や出来ない子の気持ちも分かるようになります。自分も同じ気持ちを経験したことで人に優しくすることができるようになります。
協調性
習い事によっては学校とは違い、いろいろな学年の子を一緒に過ごすことも多いです。グループの中での自分の役割を考え先生や上の子の言う事を聞き協力したり、下の子たちの面倒をみてあげることもできるようになります。
リーダー性
いろいろな経験を重ねる事で、みんなの事を考えられる優しさや努力して自身の上達できるといった経験からチーム全体のことを考えられるリーダーやキャプテンを任されるといった貴重な経験をできることがあります。
習い事と勉強の両立
勉強と習い事の両立は小学校受験の幼稚園時もそうでしたが小学校・中学校・高校に行っても変わりません。また、大人になっても大事な『時間を上手に使う』と言う事も身に付くので今のうちから上手な時間の使い方を身につけられるようにしましょう。
習慣化
大事なのは習慣化してしまう。と言う事です。
宿題をやったり、やらなかったりと悩んでしまう事があります。習慣化できていないと「今日は疲れたからめんどくさいな」になってしまいます。『習い事の前に学校の宿題は終わらせる』これを習慣化してしまえば本人は何も苦に感じません。
すきま時間
わざわざ家で自分の机に向かってペンと紙を使ってやる事だけが勉強ではありません。
おぺりちゃんは朝、起きたら英文法のアプリを5分仕上げ歯磨きの時間に英単語アプリを2分欠かさず毎朝やっています。
お風呂の時間はタブレットやプリントを防水ケースに入れて湯舟で15分勉強しています。
ドライヤーで髪を乾かしている間はドリルやワークをやっています。
毎日こんな感じですき間時間にだけささっと勉強しているだけですが、毎年受けている全国統一模試でも常に上位にいることができています。
すきま時間を活用するのがおすすめです。
効率よく勉強する
私立小学校といえども内部進学は大変です。学校の宿題の量も多くなっていきます。時間が無い分、効率的な学習方法を考えましょう。
おぺりちゃんは英語で書いてある算数や理科の問題集を自宅で使っています。英語で他の科目を同時に勉強しています。一石二鳥です。あとは学校の学習では習わない、塾や中学校受験で出題されるドリルなどを使って学習。学校の勉強は出来ない所、弱い所の復習をメインに時間の効率化した学習をしています。
習い事を見直した方が良い理由
習い事はただやっていれば良いと言うわけではありません。特に幼稚園・小学校低学年のうちは子供の向き不向き・伸ばし方・辞め時を見極める必要があるのは親であると言う事を知っておいた方が良いです。
習い事を選ぶ基準
年齢
年齢に応じて、得意な物、興味のあるものも変化する事があります。特に低年齢のうちは親の選んだ習い事が多いですが大きくなると本人の意思と合わないケースもあります。長く続けるのも良いですが普段からよく子供の様子を見るようにしましょう。
気質
習い事選ぶ上で大事なのはその子の気質にあっているかだと思います。
例えばおっとりしていて競うのが嫌いな子にサッカーやバスケをやらせても伸びません。
その子の良い面を伸ばせる習い事を見つけましょう。
先生
怒る怒鳴るやえこひいきをするなど人としてダメだなと思う先生はまず選ばない事です。
あとは子供が低年齢であればある程先生の力が大切です。上手に子供の力を引き出してくれる先生を選びましょう。
金額
あとは料金的にあまりに安い教室はあまり選ばない様にしていました。理由は、料金が安過ぎる所はそれなりに理由があると言う事です。例えば先生が1人で大人数の子どもを見ていいる。近所のお父さんがコーチをやっている。とか…でもその分、安全面や怪我や事故の保証もない。プロでもない。先生の自由にやっていい教室と言う事になりがちです。
その点、チェーン店や有名な全国区な教室は料金は高いですがレベルが決められたコーチ。口コミや評判や本店からのチェックがあるので個人の主観ではなくきちんと運営している印象です。
大事な子供を預け、最初にその能力を引き出したり好きにしてくれる人なのでなるべくしっかりした教室を選んだ方が良いです。
友達
友達がやっているから一緒にやりたいで、はじめた習い事は友達が辞めると一緒に辞めてしまうケースが多いです。特に小学校にあがるにつれて多くなります。
まずは自分の好きな事をみつけ、好きな事が一緒な子とお友達になることで視野が広がります。
習い事を伸ばす親
親は先生ではない
間違えてはいけないのは親はコーチや先生にはならない事です。
子供は一生懸命習い事で戦っています。出来ないこと悔しい事たくさんあるのに、親にまで色々口を出されたらどう思うでしょうか?あくまでもサポートに徹し子供の安心、安全な場所である方が伸びます。
環境を整える
練習しろと言わずに、家の子供の目につくところに習い事の練習にやる物や道具を常に置いておくと勝手にやる傾向にあります。家の中の配置を考えてみましょう。
見極める
親ができるのは子供にどうしてあげるのがベストか、その場所や環境を変える事です。
例えば同じ習い事でもこのクラスでは難しすぎるから他のスクールに変えてあげる。
反対にこのクラスでは簡単すぎる。
など、スクールを変えるだけで解決するケースもあります。
強みを伸ばす
まとめ
子どもの習い事と勉強の両立についてはいかがでしたか?
親は子供の年齢・性格・環境に応じてあっている物を見極める事。
そして、親ができるのは、勉強以外にも子どもの強みを育ててあげることなのではないかと思いました。
そうすることで自然と勉強も一緒に伸び、時間の使い方も上手になります。
その上でやはり睡眠!睡眠なくして習い事・勉強などと言っている場合ではありません。
大事なのは伸び盛りの子どもの心と体の健康、その次に勉強です。
お子様にあった学習と習い事を見つけて行きましょう。