小学校受験の合格、不合格は塾に通ったか通わないかで決まるわけではありません。
この記事を書いている私は受験指導歴7年・私立小学校に通う娘のおぺりちゃん1年生を塾なし!ほぼ自宅学習で合格させたワーママです。こんな私が解説していきます。
小学校受験塾に通った人の割合
幼稚園・小学校受験に関する調査によると
合格者の7割以上が学習塾を利用
理系AI人材育成塾「AiQKIDS(アイキューキッズ)」を運営する株式会社アイキュー(本社:東京都)は12月17日、「幼稚園・小学校受験」に関する調査の結果を発表した。調査は、一都三県在住の年収1,000万円以上で小学生以下の子どもがいる親1,045人を対象に実施した。
調査の結果、志望園または志望校に合格した家庭の7割以上が「学習塾に通わせた(74.7%)」と回答。
先端教育 ”幼稚園・小学校受験に関する調査 (https://www.sentankyo.jp/articles/fbe0fec5-67fe-4f2a-9bad-f078520b2823先端教育オンライン(2023年1月28日参照)
小学校受験で塾なしでの合格者は約3割いると言う事が分かります。
1番大事なのは塾ではなく『家庭学習』
小学校受験で1番大事なのは『自宅学習』です。
小学校受験の試験範囲は大きく2つ
1.行動・・・面接、行動観察、運動、口頭試問、制作、絵画など
2.筆記試験・・・言語、推理、思考、数、比較、常識、記憶など
に分けられます。この全てを5.6歳のお子様ができる様にしなければいけないのが小学校受験です。正直、塾に通っただけでは到底足りません。
お母さん、お父さんが自宅でこの全ての学習を毎日見てあげられるかということ。小学校受験では『家庭学習』がとても重要です。塾に通っても通わなくてもそれは同じです。
家庭学習の進め方
計画を立てる
小学校受験の試験日は年長の秋から冬にかけて行われる学校が多いです。私は志望校の試験日程を調べてそこに向けての大まかな学習計画を立てました。
おぺりちゃんの年間計画
年少から年中 | 基礎 |
---|---|
年中から年長 | 応用と苦手科目の強化(基礎) |
年長試験前 | スピードアップ、試験形式・模試対策 |
と言った感じで試験本番から逆算し、学習計画を立てました。
毎日のスケジュールを立てる
次はおぺりちゃんの1日の勉強時間、プリントの枚数。毎日のスケジュールを考えました。
1日のプリント枚数
約10枚~
1日の勉強時間
約1時間~
自宅学習をスタートしました。
おぺりちゃんの毎日のスケジュール (年中~年長)
平日
6時半 | 起床 |
---|---|
8時半
~14時 |
幼稚園 |
14時半 | 習い事 |
16時~
16時半 |
お風呂
お風呂とドライヤー の時間で勉強 (行動・ペーパー)
|
16時半~
18時 |
勉強
(工作、絵画・行動・ペーパー) |
18時 | 夕飯 |
19時 | 読書 |
19時半 | ベットに入る |
20時 | 就寝 |
学年別!ペーパー枚数、勉強時間、スケジュール全部教えます☜もっと詳しい記事はこちら
おぺりちゃんの1週間の時間割
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
ペーパー | 言語・常識 | 数量 | 図形 | 推理思考 | 比較 |
行動 | 口頭試問 | 面接 | 工作・絵画 | 行動観察 | 運動 |
1.ペーパーの勉強だけでなく行動(面接・行動観察・運動・口頭試問)や工作、絵画などもバランスよく勉強するようにしていました。
2.ドライヤーやお風呂のすきま時間を使って勉強するようにしていました。
3.同じ内容の学習時間は集中力の続く1時間までと決めていました。ペーパー1時間と工作30分と組み合わせたり、毎日なので飽きない様に工夫して学習していました。
4.寝る前に読書をしていました。このおかげで、お話の記憶や昔話、面接の受け答えにもとても有利でした。
おぺりちゃんの土日・お休みの日の過ごし方
土日は勉強をほとんどせず、家族みんなで外出をよくしました。
小学校受験では願書・面接で「休日の過ごし方」「子育てで大事にしていることは何か?」「子どもと父親との関係」などがよく聞かれます。
〇アスレチックや公園・・・季節・理科・運動テストなどの勉強にもなる
お休みの日はこんな感じで過ごしていました。土日は、どちらか1日は全く勉強はなし!私もいっよにおぺりちゃんと思いっきり遊びました。
勉強より大事な土日の過ごし方☜もっと詳しい記事はこちら
自宅学習用教材を選ぶ
基礎 年少~年中
年少~年中さん向けのはじめての小学校受験の基礎の自宅学習をする時におすすめの教材をご紹介します。
ステップ1 基礎を理解する
教え方が分かるお母さんのための問題集 えしん会
難易度
ステップ2 基礎の問題をとく
ステップ1で科目や問題の理解ができたおぺりちゃん。次は問題を解くことで基礎力を身につけました。
基礎の問題を解くのにおすすめの問題集がこちらです。
ジュニアウォッチャー ニチガク
難易度
同じニチガクで出版されている志望校の過去問☜を買うと、その小学校の対策にはこのジュニアウォッチャー問題集のどの科目を買って対策すべきなのかが細かく書かれています。
小学校受験はとにかく科目が多く、何から問題集をやって良いのか分からないと悩みましたが、志望校に合格するにはどの科目から優先して学習すべきなのかが分かり無駄に勉強せずとても助かりました。
ジュニアウォッチャーを実際に使ってみた感想☜詳しい記事はこちら
おすすめの自宅学習教材(基礎~応用・スピードアップ、模試、試験対策まで)☜更に詳しい記事はこちら
塾に通う前に必ずやっておくべき事
塾に通う前にまず必ず志望校を良く知りましょう。そこから塾の有無やどんな塾が良いのかを考える基準にもなります。
志望校の情報を集める
学校説明会に行って学校や生徒・先生の雰囲気。詳しい学費のことや、試験内容。倍率などホームページやパンフレットより詳しい説明が聞けます。過去問にはどんな試験が出題されているのか。難易度がわかります。数年後に我が子がこの問題を解くんだと言うイメージがつかめます。ゴールを先に見ておくことは受験への1番の近道です。
塾のメリット
家庭学習ではできない学習ができる
〇行動観察・運動・面接といった他のお友達や先生がいないとできない事、礼儀・マナーなど第三者の目があった方が良い学習ができる。
塾のデメリット
お金と時間
塾にかかる金額はそれなりに高いです。塾によっては夏期講習・冬期講習などもあり、年少からの入塾となるとかなりの時間とお金を費やす必要があります。
おぺりちゃんがやった塾なしより『ちょい塾』
賢く小学校受験塾を使う
塾に行かないと、合格できるか心配。塾に毎週通うと、お金や時間もかかる。そこで私が考えたのは塾の良いとこどりをした『ちょい塾』でした。
家ではできない「運動・行動観察・面接」は有名塾が単発での教室を行っていたので、おぺりちゃんはそこで練習しました。単発でできる行動観察教室☜詳しい記事はこち
受験の面接での入室・退出のしかた。などの細かい小学校受験のマナーは受験直前4カ月前に入塾して練習しました。
試験本番のようなテストの練習は「模試」を受ける事で試験慣れできる様にしました。
必ず受けるべき小学校受験模試☜詳しい記事はこち
まとめ
小学校受験は塾に行ったから必ず合格できるわけではありません。
小学校受験は家庭学習で決まります!ぜひ皆さんも参考にしてみて下さい。
小学校受験『遊ぶだけ?!』知育玩具・ゲーム・アプリで楽しく勉強!お家でできる事10選!←こちらも併せてお読みください!(^^)