小学校受験|負けると泣く子はダメ?――実は「伸びる子のサイン」だった話
小学校受験の行動観察では、
✨ 協調性
✨ 我慢
✨ 感情コントロール
が大切だと言われます。
確かに、行動観察や運動で「負けて泣く」「不機嫌になる」姿を見せるのは、良くありません。
でも正直私は、負けて泣くこと=悪いことだとは思っていません。
なぜなら、実際におぺりちゃんを育ててみて分かったのですが――
“負けて泣ける子”は、実はとても伸びる子だからです。
今日は、私、小学校受験指導歴9年、娘の「おぺりちゃん」を塾なし、ほぼ自宅学習で小学校受験に合格させ、現在も塾なしで小3で英検準二級・全統1位。を育てるおぺりママがその理由をお話しします
■① 小さい頃のおぺりちゃんは、負けるとすぐ泣いた
おぺりちゃんは幼児期、ゲームでも勝負ごとでも、
負けるとすぐ泣くタイプでした。
- UNOで負けて号泣
- トランプでビリになって怒る
- 運動でも勝てないと悔しくて泣く
「そんなに泣く?」と思うくらい負けず嫌い。
もちろん、
小学校受験の行動観察や集団活動では、
マイナス評価になりますし
でもその頃の私は、
「やばい、どうにかしなきゃ」と思っていたし、試験当日までには何とかマシになったと言った感じでした。
■② 成長すると“負けず嫌い”は一度薄れる
ところが、小学生になると、
あれだけ負けず嫌いだったおぺりちゃんの反応が
少しずつ変わってきました。
特に4年生になった最近は
- 「どうせ私なんてできないし」
- 「まあ別に速くなくてもいいし」
悔しさよりも、
自分を守るための諦めが先に出るようになる時期が、
実はどの子にもあります。
私も、「あの負けず嫌いはどこに行ったの?」と思ったほどです。
■③ でも、ふとした瞬間に“本気スイッチ”は戻ってくる
そんな中、学校でのマラソンの授業で。
短距離は得意だけど、長距離は苦手。
本人もずっと、
「マラソンなんてどーでもいい」
「私は短距離派だから」
と言っていました。
ところが、
家のリビングで黙々と紙に何かを書いているので覗いてみると――
📄《明日からのマラソン練習メニュー》
- 走る距離
- ペース
- 目標タイム
- やる日
YouTubeで「小学生 マラソン 練習法」と検索して、
真剣にノートにまとめていました。
その瞬間、
ああ、この子はまだ“負けず嫌い”を持っている。
ただ、感情を言葉で隠すだけの年齢になっただけなんだと気づきました。
■④ 「負けて泣く子」は、実は伸びる
泣くほど悔しがる子は、
実はとてもエネルギーが強い子です。
- やりたくないわけではない
- 負けたのが悔しいだけ
- 本当はもっと「できるようになりたい」
この“できるようになりたい”という気持ちこそ、
子どもが伸びる原動力です。
小学校受験では、
確かに泣かずに我慢するスキルも必要ですが、
負けて泣ける子は、負けをバネにできる子。
泣かないけど諦める子より、ずっと伸びる。
■⑤ もしお子さんが「負けると泣く子」なら…
それは、
ただの“困った性格”ではありません。
むしろ、
🌱 伸びしろのかたまり
🔥 努力の火種を持った子
です。
親ができることは、
- 「悔しい気持ち」を否定しない
- 泣き終わったあとに「どうしたい?」と聞く
- 本人がやる気になった時は全力で応援する
この3つだけで十分です。
■まとめ|負けず嫌いは、“才能”です
おぺりちゃんが
マラソンの練習方法を調べて、
目標を紙に書いている姿を見た時、
負けず嫌いって消えるんじゃなくて、
成長とともに形を変えて残り続けるんだと知りました。
もし今、お子さんが負けて泣いて困っているママがいたら、
どうか安心してください。
その涙は、きっと
いつかお子さんを本気にさせ、
自分を変える力になります。
