こんにちは。小学校受験指導歴9年、娘のおぺりちゃんをほぼ自宅学習で合格させたワーママです。
今日は「小学校受験と体験格差」をテーマに書きたいと思います。
「田舎留学」知ってますか?
私の同級生から「島留学」「田舎留学」に子どもを参加させた話を聞きました。
夏休み限定の物から島根県の離島「海士町」で1年間の地域留学をしてみませんか?みたいといった物まで、さまざまな町村で行われています。
そこでは親元を離れ、自然豊かな郊外で地元の小学校に通い地元のお友達と仲良くしたり、携帯もゲームもない環境で自分たちで遊びを考える。先生と畑で野菜を育て、魚を釣って食自分たちで料理をして食べたりたりと「食育」そのものの体験をしたり。親元を離れ、宿舎で自分の身の回りのことを自分でやり、自然の中で過ごす日々。
帰ってきた子どもは一回りも二回りも成長していて、その姿を見て思わず涙が出たそうです。
そして幼稚園児と親を対象とした『親子留学』なんていうものもあるんですよ!気になる方はぜひチェックしてみてください!
小学校受験でもある「体験格差」
「小学校受験=勉強ができる子」と思っている方は多いのですが、ただ机上で知識を詰め込むよりも、さまざまな「実体験」が子どもの力につながるのです。
田舎留学のような大きな経験だけでなく、日々の生活の中にもチャンスはたくさんあります。
アプリ・タブレット学習の弊害?!
勉強はアプリではなく【触る・見る・やってみる】を大切に
小学校受験のタブレット学習やアプリも最近たくさんあります。
でも、「実際にやってみる事」その経験が1番だと私は感じています。
例えば「重ね図形」理解しにくい科目ですが、実際にそれを目で見て手で触り、それを動かして重ねれば小さな子でも分かります。
こういった、実体験のできる教材を選んであげることを大事にし、おぺりちゃんが実際に使っておすすめだった問題集がこちらです。
実際に手で触って図形を動かしたり、切る・貼る・見るを実体験できる問題集です。
季節や行事なんでも画像で見せるは危険?!
例えば、【すいせん】ってどんな花?を検索した画像を見せたり本で見るだけではなく、桜の季節にはお花を見に、秋には紅葉や冬には雪の草花を見に公園に行き実際に触れる。
七夕やひな祭り、お月見、お正月など日本には四季折々の行事があります。その日に食べるものや用意する飾りなどにも全て意味があります。行事はおぺりちゃんに一緒に準備をしてもらい家庭で行うことで自然と学ぶようにしました。
人との関わりが薄い現代社会の子育て
小学校受験はペーパー試験だけではありません。行動観察や面接では、人との関わり方、初めての状況でどう行動できるかが重視されます。友達や大人との関わりは、幼稚園・塾や習い事だけでは身につきません。
地域の人や近所の人・親戚の方々との関わり。職場体験や農業体験イベントや自然公園、児童館、科学教室など、多くの場所に出かけて初対面の子や大人とも接する経験を積ませました。
こうした積み重ねが、行動観察や面接の場面で自然に生きたと感じています。
まとめ
「体験格差」という言葉を耳にすることがありますが、確かに体験の量や質は子どもの成長に大きな影響を与えます。
小学校受験においても、机の上だけの勉強では補えない力が問われる場面が多いのです。
大きな留学や特別な体験でなくても、日常の小さな実体験を大事にすることが、子どもの成長にも、受験にも必ずつながります。

