1.小学校受験

「ママ、塾行きたくない」と泣く子( ノД`)小学校受験のピンチ

こんな子どもの小学校受験の『塾に行きたくない』ピンチ…原因とこんな時どうしたらいいのか?をお話したいと思います。

この記事を書いている私は小学校受験指導歴6年「娘のおぺりちゃんを小学校受験にほぼ自宅学習で合格させたワーママ」です。こんな私が解説していきます。

塾に行きたくない原因

塾が合っていない

小学校受験の塾にもいろいろあります。幼児教室と併設されている学校や有名小学校受験の専門塾。個別指導の塾など。塾によっても教え方も全く違います。

小学校受験塾比較表

ざっくり比較して表にしてみました。

幼児教室併設型の塾

・チャイルドアイズ

・コペルなど

大手有名小受験塾

・伸芽会

・ジャック

・理英会など

個別指導塾
先生の指導 全体的な指導をする 全体的な指導をする 一人ひとりにあった指導をしてくれる
他のお友達との競争感 人数や教室によっては競争感あり 生徒数が多いうえに出来る子が多く競争感あり 個別なので競争感はない
行動観察の練習 練習はあるが模試は開催されない所が多い 大手だと生徒数が多いので行動観察についての対策もばっちり。集客力があるので外部の生徒参加型の模試なども開催される 個別なのでできない

うちの子にはどんな塾が向いている?

〇他のお友達と自分を比べて、できないと思ってしまうお子様⇒個別指導の塾がむいています。

〇他のお友達の刺激を受けて伸びるお子様⇒大手有名小学校受験塾や幼児教室系列の塾がむいています。

→更に、志望校が行動観察重視の小学校⇒大手有名小学校受験塾をお勧めします。

志望校と自分のお子様にはどんな塾が向いているのかをよく見極めてあげましょう。

ペーパーが出来ていない

塾でペーパー問題を解くことがあります。ペーパーといっても科目が長文・図形・数などいろいろあります。苦手な分野が出てしまうと「出来なかった…」=『塾が嫌い』と思う事も多いです。

ポイントはプリントは初めて塾で習うのではなく、『塾で出るプリントはスラスラ解けるように、先に家庭でしっかり学習しておく』ことです。そうすることで『プリントが出来る!』=『塾が楽しい』に変わります。

お子様の苦手科目を見つけてしっかりと自宅で練習しましょう。

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先生の質問に答えられない

塾では、先生の質問に子ども達が口頭で答える「面接」や「口頭試問」などの練習があります。唐突に大人にあれこれ聞かれるとお子様によっては、恥ずかしがったり、なかなか自分の思っている事を言葉伝えるのが難しく、「答えられなかった」=『塾が嫌い』と思う1つの原因になっていることも。

面接・口頭試問で聞かれる問題はある程度決まっています。ポイントは問題集を買って練習をすることで、どんなことを聞かれるのかがある程度分かります。練習を繰り返すことでこう答えようと、自分で考えた事を言葉に出して言う力が身に付きます。予め練習をしておけば上手に「答えられた」=『塾が楽しい』と思ってくれます。

★おぺりちゃんも使った!面接練習にはこれ!

行動観察・運動が苦手

集団行動、お友達との関わり方を見る「行動観察」は、明確な答えはありません。子ども一人ひとりの性格も違います。リーダータイプ・大人しい子・優しい子。それぞれの持った良い力を自分なりに発揮してお友達と一緒に仲良く1つの事をする。子どもにはとても難しい事です。一人でどんどん進めてもダメ、どうしたらいいのか分からずただ見ているのもダメ。先生に指摘されてもいまいち理解できていない。ケースも多いです。

行動観察や運動テストではどんな問題が出て、どんな行動をしたらいいかが決まっています。ポイントは予め行動観察の本などを一緒に読み聞かせをしてどんな行動がNGでどうするとより良いのか。お子様としっかり確認しておくことで、実際に塾で自分はどう行動すべきなのかが分かります。予めしっかりおさえておきましょう。

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先生が怖い

おぺりちゃんはこれが原因で行きたくないと言ったことがありました。

理由はお友達が先生に注意されているのを見て、それが嫌だから行きたくないと言っていました。でも、おぺりちゃん自身は怒られていないんですけどね(笑)

その雰囲気が嫌だったっていうのがあるのかもしれません。受験の塾だと少し先生も厳しめな注意をすることがあります。特に年長にもなると時間もないし普段はとっても優しい先生なんです。心を鬼にして私が教えられなかった事を注意して下さっているので!!しょうがないと思うのですが子供にそれは通じませんよね。

それでもダメなら…

塾に通う理由を説明する

おぺりちゃんが塾に通う前に「小学校受験」についておぺりちゃんには説明をしておきました。

おぺり母「おぺりちゃんは○○小学校に行きたい?」

おぺりちゃん「うん!行きたい。だって体験の時、遊んだの楽しかったもん」

おぺり母「そうだよね!でも○○小学校に行く前にはテストがあるのね?」

おぺりちゃん「そうなんだ。」

おぺり母「だからそのテストの練習をするために塾っていう所でお勉強をするんだけどいいかな?」

おぺりちゃん「いいよ~!!」

とこんな感じで予め塾に行く理由を説明しておきました。そうしないとなぜ自分が塾に行かなければいけないのかが分からないと感じたからです。自分の行きたい学校に行くために塾をがんばると言う事はなんとなく理解してくれていました。

先生に相談してみる

塾の先生は小学校受験のプロです。たくさんのお子さんを見てきているからこそ私達親以上に、子供たちの心が手に取るように分かったりします。

思い切って先生にご相談してみると意外とあっさりと解決してしまったなんて事も多々あります。

ぜひ先生に一度ご相談してみると良いかもしれません。

短期間だけ、塾を利用してみる

そして塾の開始と同時におぺりちゃんに塾をいつ辞めるかも説明しました。

おぺり母「おぺりちゃん塾は○月で辞めるからね」

おぺりちゃん「なんで~?短くない?」

おぺり母「そうなのよ!テストが終わったら塾は卒業!!あと4カ月しか通わないからね!がんばろ~!」

実は、おぺりちゃんは受験直前の4カ月間しか塾に通っていません。

なぜなら、いろんな塾に体験に行きましたが、正直、どこの教室も厳しく、おぺりちゃんが受験や勉強自体を嫌いになってしまいそうだったからです。その代わり、遊びながら楽しく学ぶ「幼児教室」に2歳から年長の春まで通っていました。

とはいえ私との自宅学習と幼児教室だけでは小学校受験には足りない事は、

〇マナー、礼儀

教室への入退出の仕方、座り方など、基本の動作がなかなか家では教えられなかったです。でも、簡単な事なのですぐに学べました。

〇面接、行動観察、運動、制作

これは、先生やお友達がいないと出来ない事でした。家での実践練習が足りないと感じたので塾で練習した上で別の大手の塾で単発で開催される親子面接模擬試験や行動観察模試、ペーパーの公開模試など本番に近い練習を別に受講することで無事に乗り越えることができました。

この部分だと思ったので、本番直前に塾や模試を上手く利用してギュッと短期間でやると決めていました。塾特有のピリピリムードにちょっと弱気になったり、他のお子様を見て正直焦ることもありましたが、あと何回だけだから塾がんばろう!!とお互い励ましながら、がんばれました。

塾に行くことをゴールにしない

「今日は塾に行こうね!がんばろうね!」と言われると、

嫌な塾に行く=それがゴールになってしまいます。

そうではなく、例えば

「今日は、○○公園に行かない?その前にちょっとだけ塾がんばってみようか」

と言ったように、好きな場所に行くことをゴールにして、その途中でちょっとだけ塾もがんばろう!にすれば少し気がゴールに向かいます。

なので予め塾の近くの公園を調べておぺりちゃんに

「塾がおわったら○○公園に行ってみない?」

と言ってあくまでもゴールは公園!楽しい場所!と言う風な工夫をしていました。

塾への行き方をいつもと違う方法にしてみる

おぺりちゃんはいつも塾に車で行っていたのですが、塾を嫌がる日は電車に乗って塾に行っていました。

たったそれだけ?!と思うかもしれませんが、いつもと違う行き方をするだけで塾への到着までが新しい発見の連続で、ちょっと塾が嫌な事を忘れさせてくれるみたいでした。

時間がかかっても普段はのらないバスに乗ってみたり、いつもと違う道を通るだけでも「この道はてんとう虫がいっぱい~!!」なんて発見があってご機嫌になってくれて助かりました。

まとめ

正直、できていない所もたくさんありましたが、今振り返ると、小学校受験は子ども相手なので当日何が起こるか分かりません。完ぺきは無いので、たった4カ月だけの短期間だけ通うこのくらいの塾の利用方法が受験に押しつぶされることもなく我が家には丁度良かったです!(^^)!

小学校受験は受かるか落ちるか正直誰にも分かりません。もちろん2歳の時からいろいろやってきたので合格は本当にしたいと思っていました。でもどんなに嫌いな塾、どんなに高額な塾に通っても落ちてしまう事がある。それが小学校受験です。どこかで一線を引いておかないといけないと思う所もあったので、私はこのスタイルを取りました。

小学校受験の塾に「行きたくない」とお子様が言ってきたら、、、どうするか?

今まで頑張って来たのに!!ここで辞めたらどうなってしまうの?と親が焦らずに、まず原因を見つけてそこを改善してあげましょう!

お子様一人ひとりにあった受験スタイルを見つけられると良いですね!

小学校受験のピンチ ~ペーパー、プリント学習を嫌がる我が子編~ ←こちらも併せてお読みください!(^^)!